サービスの多角化に伴うUIUXの再デザイン
「助太刀」は、建設事業者と職人の出会いを支援するプラットフォームサービス。
数多くの事業者に利用されている大型マッチングアプリです。事業の急成長に伴い、アプリのUIUXデザインリニューアルからサービスロゴのデザイン、グロースフェーズまで、UIUXデザイン・コンサルの専門会社Goodpatch(グッドパッチ)が手掛けた事例です。
★アプリのUIUXフルリニューアルを実績あるデザイン会社に依頼したい
★サービスのロゴ設計などブランディングも依頼したい
★スタートアップの事業成長にスピード感を持って伴走してほしい
発注側の工事会社・建設事業者と、受注側の職人・工務店をマッチングするプラットフォームサービス「助太刀」。工事会社での勤務経験を持つメンバーが、「現場で働く職人が、より良い仕事に出会えるように」という思いで開発されました。
職種や居住地等の情報を入力するだけで、ピッタリの現場・発注者をピックアップしてくれます。
アプリのリニューアルをするにあたり、Goodpatch(グッドパッチ)はまず、建設業界の理解を深めるところから始めました。すると、建設業界には70種類以上もの職種が存在し、仕事の内容も多岐に渡ることがわかりました。
そのため、ユーザーをひとくくりに「建設現場で働く職人」とするのではなく、多様な思考や生活スタイルを持った複雑なユーザーたちであることを認識し、ユーザーへの共感や理解に重きが置かれました。
Goodpatchは、20名以上のユーザーインタビューを実施。業界で実際に働く人々の状況を精緻に知ることで、アプリのペルソナ(典型的なユーザー像)、カスタマージャーニーマップ(ターゲットユーザーがサービスの利用に至るまでの態度変容プロセスを可視化するもの)、価値マップ(ユーザーが求めている本質的なニーズや体験価値を可視化するもの)などを次々に作成。
多様で複雑だったユーザー像を可視化・言語化して、チーム全体で認識の共有を行いました。
このように、サービス設計の視点が「自分たち(助太刀側)」から「ユーザー」視点でフルリニューアルが実施されたことが、以後の助太刀が急成長する大きなきっかけとなりました。
アプリリニューアル後も、建設業界で働く人のあらゆる課題をワンストップで解決するプラットフォームを目指す「助太刀」は、次々に新サービスをリリース。
拡大していく事業内容やユーザー層の多様化に際し、Goodpatchは、各サービスの価値と関係性を再整理して明確化。サービスコンセプト、サービスサイト、ロゴを刷新。
中でもロゴデザインは、今後どんなサービスが展開されても、それらがすべて同じ「助太刀」ブランドであるとわかるように設計。“建設業界で働く人の課題解決のためのプラットフォーム・助太刀”ブランドのサービスである、ということが一目でわかるデザインとなっています。
このようにして「助太刀」ブランドのアイデンティティを確固たるものへと導きました。
2020年5月には再度、「助太刀」アプリのリニューアルを実施。
「助太刀」のUXの核となるのは、「見つける」「会話する」「受取る/支払う」といった体験です。
このユーザー体験をよりシームレス(シンプル・簡易)に感じられるよう、Goodpatchはアプリの情報構造を根本的に再設計。ユーザーに届けるべき体験価値を、UIUXデザインの力によってアプリに宿すことに成功しました。
このように、スピ―ドが何よりも重要なスタートアップにおいて、サービスが提供する体験・価値やブランディングなど、土台を整えるデザインパートをGoodpatchが全面的にサポート。企業の事業成長とビジョン実現に、UIUXデザイン会社が大きく貢献した事例です。
デジタルプロダクト開発(UI/UXデザイン)を中心に、ブランド構築・新規事業立ち上げ・デザイン組織支援といった、企業のビジネス課題に幅広くコミット。表面的なデザイン・アウトプットの納品ではなく、戦略立案フェーズからクライアントと共にチームを組み、目標の達成を目指して並走してくれるデザインパートナーとして、名だたる企業から厚い信頼を寄せられているUIUXデザイン専門会社です。また、デザイン会社では国内唯一※(2023年7月時点)の上場企業としても知られています。
デザイン会社として日本初※の上場を果たした「(株)グッドパッチ」。“UI/UXデザインと言えば”と様々なメディアでも取り上げられ、名だたるエンタープライズ企業のUIUXデザインパートナーとして、厚い信頼を寄せられている会社です。グッドパッチが手掛けた健康アプリ「SUNTORY+(サントリープラス)」開発プロジェクトの裏側に迫りました。