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アプリ開発コンサル選びのポイント

アプリ開発コンサルとは、アプリ開発における要件定義・デザイン・テストなどの業務をサポートするサービスのこと。ここでは、自社に合ったアプリ開発コンサルを選ぶために、知っておくと役立つことをご紹介していきます。

目次

アプリ開発の一般的な工程・流れとは?

アプリ開発コンサルを選ぶ前に、まずアプリ開発の一般的な工程・流れについて知っておきましょう。この情報を知ることで、どの工程から依頼する必要があるかを検討することができます。

01. 企画 まず、どのようなアプリを開発したいのかを明確にします。
このステップで決めておきたいのは、目的・ターゲット・競合状況といったプロジェクトの骨格部分。できれば予算も決めておきましょう。この部分をハッキリさせることで、その他の細かな要素も決めやすくなります。
02. 要件定義 要件定義とは、アプリに搭載する機能・運用方法・必要な人材や開発期間といった、開発要件を決定するフェーズです。
機能として目に見えない、開発言語・開発環境・性能・保守管理・セキュリティといった非機能要件についても決めていきます。
03. 設計・デザイン 要件定義を踏まえ、エンジニアが実装可能な状態まで基本設計・デザインを行います。
基本設計は、ユーザーの目に見える画面などの外部設計と、目に見えないシステム連携やデータベースといった内部設計に大別されます。
04. 実装・テスト 実装とはプログラミングのことで、実際にアプリを制作していくフェーズ。
実装が終わるとテストへ移行、アプリを目で確認できるようになります。
05. 受け入れテスト、ストア申請 テストが完了し、発注側が動作確認をする工程です。
要望通りに動いているか、仕様通りに開発されているかを、実際にアプリを操作してテスト。テストをクリアしたら、AppleおよびGoogleにストア申請を行います。
06. 公開、保守運用 アプリの公開後は、動作に不具合などが生じていないかを監視する保守運用を行います。
必要に応じて、機能の追加・アップデートなどを実施します。

アプリ開発コンサルタントに依頼できる業務

アプリ開発コンサルタントは、ITやシステム開発における専門知識、アプリ・WEBサービス開発・グロース経験などを活かして、新規・既存アプリの開発コンサルティングを行います。

依頼できる業務は主に、企画・要件定義・業務のプロセス設計・データベース設計など。場合によっては、開発アプリの動作テストといった検証作業を担うケースもあります。また、開発アプリの構想が決まる前段階でのアドバイス、アプリ開発チームへの技術的なサポートなどを依頼できる会社も存在します。

依頼内容や契約期間はコンサル会社によって異なりますが、部分的に業務を委託できるスポット依頼、必要な期間継続してサポートを行うプランなど、ニーズや費用に合わせて選ぶことが可能です。

アプリ開発・コンサル会社の上手な選び方

では、アプリ開発コンサルを依頼する会社はどうやって選んだら良いのでしょうか。選び方のポイントをまとめてみました。

01. 提案力の高さを見る 提案力の高さは、もっとも重要なポイントとなります。
どんなにプログラミングが得意な会社であっても、アプリ機能や業務の進め方の提案といった能力が低ければ、思ったようなものはできあがらないでしょう。
まずは見積もり等の打ち合わせ段階で、こちらの意図を汲んでくれるか、スムーズに話が進むかどうかをチェックすることが重要です。
02. 依頼できる業務の対応範囲 どのような業務を依頼できるかは、アプリ開発コンサル会社によって異なります。
作りたいアプリが決まっていない場合は、要件定義といった上流工程からサポートできる、提案力の高いコンサル会社。
要件定義や設計が決まっていて開発を依頼したのであれば、提案力よりもプログラミングを得意とする会社を選ぶと良いでしょう。
03. デザイナーについての情報 ユーザーに選ばれるアプリを開発するには、UIUXデザインは非常に大切なポイント。そこでチェックしたいのが、コンサル会社内のデザイナー情報です。
自社にUIUXデザイナーが在籍している会社もありますが、会社によっては、デザインを単純に「見た目を綺麗にすること」とだけ捉えて対応する場合や、デザインはさらに外部業者に発注しているケースもあります。
アプリが成功するためのUIUXデザイン視点を持った提案を相手に期待するのであれば、UIデザイナーやUXデザイナーが在籍している会社を選ぶべきでしょう。
04. 運用・保守の観点 完成したアプリは市場にリリースしたあと、運用・保守を行わなければなりません。
高い評価を得ているアプリほど、サービスのブラッシュアップやアップデートを繰り返しているものです。
こういった運用・保守までサポートしてくれるかどうかも、アプリ開発コンサル会社選びのポイントとなるでしょう。

アプリ開発コンサルに依頼する前に準備しておくと良いもの

アプリ開発コンサルに業務を依頼する際、事前に用意しておいたほうが良いとされるものがあります。そのひとつが、「アプリ開発の意図」です。自社の課題を洗い出して整理し、なぜそのアプリやシステムが必要なのかを明確にしておきましょう。課題が明確であればあるほど、開発すべきアプリも明確となります。

次に「アプリ開発にかけられる予算」です。どれくらいの費用がかかるのかを事前にリサーチし、具体的な予算を決めておきましょう。この予算が曖昧だと、開発するアプリの機能・仕様といった基盤がブレてしまいます。コンサル会社にハッキリとした予算を提示し、その枠内で対応できる業務・サービスを提案してもらうと良いでしょう。

また、アプリ開発にかかわるメンバーの役割を決めておくことも大切です。誰がコンサル会社との連絡係を担うか、社内コミュニケーションは誰が担うかといった役割を確認しておくと、業務がスムーズに進むようになります。

まとめ

初めてのアプリ開発や新しいジャンルのシステム開発に挑戦する場合、やはりその分野を実現した経験のある人(会社)の専門的な知識・ノウハウは欠かせません。とくにITの世界は日進月歩で技術が変化していくため、より新しいロジックを取り入れつつ洗練されたUIUXデザインを実現するには、そのジャンルに精通した専門家の力を借りたほうが安心でしょう。部分的な工程のみを依頼できるUIUXデザインコンサル会社もあるので、ぜひ検討してみてください。

>>依頼する前に知っておきたい基礎知識はこちら

3-SERECTIONS
依頼目的から選ぶ
おすすめのUIUXデザイン会社3選

UIUXデザイン会社といっても、それぞれ得意とすることに違いがあります。
まずはUIUXデザイン会社に依頼して何をしてもらいたいのかを考えた上で、企業を選定すると良いでしょう。
ここではUI/UXデザイン会社に依頼する目的別に、それぞれおすすめの会社を紹介します。

システムやアプリの
「使いづらい」を改善したい
Proximo
引用元:Proximo公式HP
(https://www.proximo.co.jp/)
常にユーザー目線に立ち
使いづらいを明確に言語化
実際に既存システムを利用するなど常にユーザー目線に立つことと、徹底したヒアリングを通じて業界特有の「分かりにくさ」「使いづらさ」を言語化。アプリ開発においてはストアのレビューで4.7の高評価を得た実績もあります。
Proximoに依頼した企業例
東京ガス、野村證券、JR東日本など
企業理念やロゴデザインを
刷新したい
グッドパッチ
引用元:グッドパッチ公式HP
(https://goodpatch.com/)
巻き込み型プロセスで
企業の「らしさ」を抽出
社員をプロジェクトに巻き込むプロセスを採用し、企業の「らしさ」を的確に引き出すことを得意とする企業。ユーザー体験をブランド体験へと結びつけ、ブランドが企業全体に自然に浸透する仕組みを構築することに評価を得ています。
グッドパッチに依頼した企業例
Muture、レイヤード、エブリーなど
デザインや実装など
スポットで依頼をしたい
crage
引用元:crage公式HP
(https://crage.co.jp/service/uiux-design/)
イレギュラー相談にも対応し
短期でも品質を落とさない
課題診断やUIデザインなど、スポットでのイレギュラーな相談にも柔軟に対応。既存の素材を活かすことを得意としているため、スポット依頼のような短期間の案件であっても、品質を落とさず実用的な成果の提供が可能です。
crageに依頼した企業例
NEWOLD CAPITAL、ヨコウンなど