アプリを使ったさまざまなサービスが展開されるようになった近年、コンセプトやイメージに合ったデザイン、使いやすいデザインであることがアプリの重要なポイントになります。アプリのデザイン性を重視するのであれば、UIデザインを参考にするのがおすすめです。そこでここでは、アプリのUIデザインの参考になるギャラリーサイトをまとめました。
アプリのUIデザインは、ブランドのコンセプトやイメージに合わせることが重要になります。ブランドのロゴやイメージカラーがあれば、アプリにも統一性を持たせることで、そのブランドのアプリであることを認識させることができます。ユーザーがサービスを間違えることなく利用するためにも、ブランドのコンセプト・イメージを統一させておくことが大切です。
まず、アプリのターゲットを誰にするのかを考えることも重要です。ターゲットは、以下の点で絞ると決めやすくなります。
ユーザーが30代男性であればカジュアルなデザイン、若年層の女性をターゲットにするのであれば華やかなデザインと、ターゲットに合わせたデザインが求められます。ターゲットの属性を明確にしてから、デザインや機能を決めていきましょう。
アプリの操作性や見やすさなどは、モバイルに適応させましょう。アプリのデザインは、モバイルでの使いやすさや見やすさが重要になります。パソコンと比較すると画面が小さく操作も限られているため、モバイルに適したデザインにすることで使いやすいアプリになります。
見た目だけにこだわるのではなく、ユーザーが使いやすい操作性やデザインであることも重要です。機能や見た目が優れていても、使いにくいアプリでは使用されなくなる可能性が高まります。
使い勝手の良いアプリにするためには、操作性・レイアウト・配色にこだわるのがポイントです。多くのユーザーに利用してもらうためにも、見やすさ・使いやすさにこだわったアプリを製作しましょう。
スマホアプリを開発する上で、多くのユーザーを取り込むにはUIデザインが重要です。そのためにも、まずは「ユーザーに理解を促す」デザインである必要があります。使い方に迷いが生じるデザインでは、ユーザビリティが高いとは言えません。
高いユーザビリティを実現するには、誰が見ても簡単に理解でき、解釈が同一であるという条件を満たす必要があります。UIデザインに優れていることは、ユーザーの満足度や利用率を高めることにつながるのです。
ここからは、UIデザインで使えるツールを2つ紹介します。ツールの特徴や機能、ツールを使うことで得られるメリットを紹介していますので、UIデザインツールをお探しの方は参考にしてみてください。
FigmaはWeb上で操作ができる多機能なデザインツールです。リアルタイムで複数人が操作することもできるので、チームでの作業にも向いています。ブラウザで作業できるため専用のアプリが必要なく、デバイスに左右されずに作業できるのが特徴です。インターネット環境さえ整っていればアクセスできます。
無料で利用できる「スタータープラン」も用意されており、個人用であればファイル数無制限で利用可能です。個人または小規模で利用するのであれば、十分な機能が備わっています。
Sketchは、Mac OSに対応したUIデザインツールです。UIデザインに特化しているため機能がシンプルとなっており、動作がスムーズなので、スペックが高くないパソコンでも操作しやすいのが特徴です。シンプルですがプラグインがたくさん用意されているので、自由にカスタマイズすることもできます。外部連携できるサービスも多く、作業効率の向上も期待できるでしょう。
利用料金も良心的です。1年間のアップデートライセンスとなっており、30日間の無料トライアルも用意されています。
ツールをチームで利用する際は、チームにで共有できる機能の有無と、共有方法について確認しておきましょう。同時に編集できる機能が備わっていれば、リモートワークや離れて作業をしていても情報の共有がスムーズです。
ツールには、インストールして使うものとWeb上で使えるものがあります。Webで使えるツールならどこでも作業ができるため、複数人で利用するのには適しています。
UIデザインツールには、Macでしか使えないツールや、複数のOSで使えるツールがあります。Macでしか使えないツールの場合、チーム内にWindowsユーザーがいると、管理が複雑になってしまいます。
チームでWiondowsとMacの両方を利用している、取引先のパソコンがWindowsを使っている場合などには、両方に対応しているツールを選びましょう。
デザインの参考にできる、アプリUIデザインのギャラリー集を紹介します。アプリに特化したUIデザインを紹介していますので、UIデザインを把握しておきたい方は参考にしてください。
UI Pocket ではさまざまなアプリのUIを紹介していますが、ページの左側に表示されるアプリのカテゴリから検索をかけることが可能になっています。ブックやメディカル、ビジネス、ミュージック、ナビゲーションなどさまざまなカテゴリで豊富なアプリケーションの事例を紹介しており、一覧表示においては1つのアプリにつきアイコンと3つの画面を表示しています。その中から詳細に確認したいアプリをクリックすると画面が遷移し、アプリを利用した際に見られるさまざまなシーンのスクリーンショットを確認することが可能です。
UX.mov はアプリのUIを動画で確認することができるギャラリーサイトとなっています。静止画のスクリーンショットのみでは確認することができない、アプリを操作した場合の画面の動きなどを見ることができるようになっており、実際のユーザー目線でアプリの動き具合をチェックすることが可能です。同じアプリであってもさまざまな動画を確認することができるため、あらゆるシーンにおけるUIやUXを体験することが可能です。また、ユーザーフローとプロダクトの2軸から絞り込みを行うこともできるようになっており、「このアプリのUI・UXを確認したい」というニーズにフィットするギャラリーサイトとなっています。
UI LIBRAEY では実に600件をも超えるWebデザインをUIパーツごとにまとめており、カテゴリやタイプ、テイスト、カラーなどから好みのUIを検索することができるようになっています。例えばカテゴリで絞り込むとした場合にもメインビジュアルやヘッダー・フッター、スライダ、サイドメニュー、お問い合わせフォームなどかなり多くの選択肢の中から選んで検索することが可能になっているため、「このデザインとこのデザインを組み合わせたい」というようなカスタマイズニーズのある方にもおすすめできます。PCサイトやスマートフォンサイトも選択することができるため、多くのパターンを確認することができます。
S5 StyleはWebアプリ・SaaS・サービスサイトのWebデザインを見ることができるギャラリーサイトとなっています。ページ一面にWebデザインが並ぶ仕様となっており、その中から好みのデザインを選択することが可能です。好みのデザインをクリックすると実際のWebページにリンクすることから、実際の動きや画面上の表示も確認することができるようになっています。ページ一面にWebデザインを並べて見ることにより、他のデザインとの対比も容易となっており、理想のデザインが探しやすくなっています。
動くWebデザインアイディア帳はWebデザインのスクール講師が「動かしたいパーツ」ごとに逆引きリストを作ったギャラリーサイトです。「機能」に関わる動きや「印象」に関わる動きなどからデザインを検索することができるようになっており、基礎から学びたいような方に向けてはコピペができるようなコンテンツも提供されています。この動くWebデザインアイディア帳は書籍でも販売されており、紙面だからこそできるまとめ方でコードの説明をされています。また、書籍購入者はこのギャラリーサイトページから申し込むことにより、サンプルサイトやサンプルコードのプレゼントを受け取ることが可能です。
SANKOU!は国内サイトを中心に取り扱っている、Webデザインのギャラリーサイトです。ページ上に並んでいる数々のデザインから興味のあるものをクリックすると実際にそのWebページにジャンプすることができ、動的な表示も含めて確認することができます。さらにスマートフォンに特化・対応しているものやモバイルファーストのサイトも絞り込むことが可能であり、カテゴリ検索やお気に入り機能も付いています。このカテゴリ検索からはサイトの種類や特徴を選んでデザインを絞り込むことができますので、自分の求めているデザインを容易に探すことができます。
今では1人1台スマートフォンを持つ事が当たり前になっており、プライベートでも仕事でもさまざまなアプリを使う方が多いでしょう。そのため多くの企業がアプリ開発に関するニーズを持っており、アプリによるサービスやプロダクト提供に力を入れています。そんなアプリ開発で最重要なのがUIやUXです。使いにくいアプリは離脱率が高まってしまうため、自社のサービスをしっかりと届けることができません。
ユーザビリティに優れたアプリをデザインするためには、多くのUIデザインを参考にすることをおすすめします。そのようなシーンで使えるのがこのページで紹介したような、世界中のトレンドデザインを集めたギャラリーサイトです。また、自社にそういった知見やノウハウが蓄積されていない場合、ただ悩み続けるだけではなくUIやUXに関するプロフェッショナルに相談することが成果に繋がるでしょう。このサイトではおすすめのUIUXデザイン会社も紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。