UI/UX改善では、誰のための体験を作るのかを言語化しておく必要があります。ペルソナがあやふやなままだと外注先と認識がズレたり、議論が好みの話に寄ったりしがちです。
ただし、外注先によってはペルソナ設定まで支援してくれることもあります。要件定義の早い段階で相談しておくと、設計が走り出した後の手戻りを減らせるでしょう。
本記事では、UI/UXにおけるペルソナの基本と重要性、作り方、注意点を解説します。
ペルソナとは、実在ユーザーの調査データに基づく具体的な架空のユーザー像です。年齢や職業などの属性に加え、目的、価値観、利用シーン、困りごとまで含めて設定します。ターゲットが「範囲」なら、ペルソナは意思決定に使える「具体像」と考えると分かりやすいです。
UI/UXは正解が一つではないため、判断軸がないと画面や導線がぶれます。ペルソナを置くことで「この人は何を最優先するか」「どこで迷うか」を前提に設計でき、デザインレビューでも議論が収束しやすくなります。
企画・開発・営業など立場が違っても、同じユーザー像を見ながら話せます。意見が割れた場面でも「ペルソナならどちらが自然か」で判断でき、合意形成が速くなります。
機能や情報を盛り込みすぎると、使いにくさにつながります。ペルソナの主要タスクを軸に優先度を付ければ、必要な要件と不要な要件が切り分けやすいです。
ペルソナは、訴求メッセージやコンテンツ、オンボーディングにも活用できます。部門ごとに点で持っていたユーザー理解がつながり、施策の一貫性が高まります。
まず、提供価値や差別化点、競合状況を整理します。どんな課題に強いのかを明確にすると、ペルソナに求めるニーズの範囲が定まります。
アクセス解析、購買データ、問い合わせ履歴などから、よく使う人の特徴と行動を抽出します。定量で傾向を掴み、定性で背景を補うと精度が上がります。
インタビューやアンケート、ユーザビリティテストで「なぜその行動を取るのか」を確かめます。表の要望だけでなく、制約や不安、判断基準まで拾うことが大切です。
目的や行動パターンでセグメントし、一次ペルソナ(最優先)を決めます。必要に応じて二次を置きますが、増やしすぎると設計が散るため1〜3人に絞るのが現実的です。
名前・プロフィール・ゴール・課題・利用環境(端末や時間帯)をまとめ、利用シナリオを短い物語にします。根拠となるデータや発言も併記し、仮説は仮説として明示しておきます。
「この属性ならこう動く」という思い込みは危険です。都合のよい理想像になっていないかを点検し、反証データも含めて検討します。
ペルソナは一度作って終わりではありません。機能追加や市場変化に合わせて定期的に見直し、運用ルールとして組み込みます。
推測と事実を分け、根拠を残すと議論が健全になります。不確かな部分は検証項目に落とし込み、改善サイクルと一緒に更新していく運用が有効です。
ペルソナは、UI/UXの意思決定をユーザー中心に揃えるための共通言語です。外注を含む体制でも認識のズレを抑えられるので、まずは簡易版を作り、調査と更新で育てていきましょう。
UIUXデザイン会社といっても、それぞれ得意とすることに違いがあります。
まずはUIUXデザイン会社に依頼して何をしてもらいたいのかを考えた上で、企業を選定すると良いでしょう。
ここではUI/UXデザイン会社に依頼する目的別に、それぞれおすすめの会社を紹介します。