専門的な知識と経験を活かすことによって
価値のあるUXデザインを提案する
設立当時からデザインを重視してきたフェンリル株式会社では、「価値あるUXデザイン」を提案しています。同社には人間中心設計の専門家が多数在籍していることから、専門的な知識と経験を元にしたデザインを提案できる点が大きな強みといえるでしょう。UXデザインのほか、UIデザインやスマートフォンアプリやウェブ開発、ブランディングといったようにさまざまなサービスを提供していますが、各分野のプロフェッショナルが力を発揮する点が特徴。現状に満足せずアップデートを重ねながら挑戦を続けていく点が同社の強みとなっています。
フェンリルは、デザインと技術を強みとしているアプリ開発会社です。同社は設立当時の2005年からデザインを重視してきたことが特徴。同社が設立された頃は、ソフトウェア業界においてデザインの優先度は高くありませんでしたが、フェンリルでは一貫してデザインに注目。設立翌年の2006年には「Software meets Design」というメッセージを用いて同社のミッションを表現しています。
フェンリルのサービスは、さまざまな分野のプロフェッショナルがそれぞれの力を発揮し、チームで品質を高めていく、という点が特徴。UXデザインやUIデザインに加えて、サービスデザインやクラウド開発支援、スマートフォンアプリ開発、ウェブ開発、ブランディング、品質管理、マーケティングといったように幅広いサービスを提案しています。
また、同社には人間中心設計の専門家が多数在籍している、という点も大きな特徴です。この専門家がデザイナーやブランナーと連携し、それぞれの分野の知識、経験を存分に活かすことによって価値のあるUXデザインについて提案していきます。
フェンリルでは、それぞれの分野のプロフェッショナルが持っているノウハウを活用して、UXデザインの提供を行っている点が特徴です。
同社のUXデザインにおいては、まず「UXリサーチ」を実施。ここでは、たとえばユーザーへのインタビューやアンケートを用いることによって、顕在的な課題や潜在的なニーズの把握に加え、ペルソナの構築を実施します。こちらのUXリサーチでは、サイトやアプリの全面リニューアルや新規での開発における全てのフェーズにて、リサーチをベースとしたサポートが提供されます。
その後、リサーチを行った結果を元にして、製作するアプリやサービスにおけるコンセプトやビジネスプランについて検討し、策定していくことになります。さらに、ユーザーに提供する体験について具体的に整理することにより、その体験を実現するためにはどのような機能やコンテンツが必要なのか、という点について検討していきます。
最後に「ユーザー評価」が行われます。ここでは、HCD専門家によってユーザービリティ分析が行われるほか、ユーザビリティテストなどを実施。このテストを行う場合には、あらかじめ想定していたターゲット像に合致する一般ユーザーを対象として実施されます。このように、一般的な分析手法を用いて丁寧な分析を行っていきます。また、独自のアンケートシステムを用いることによって、ユーザーの満足度に影響すると考えられるユーザビリティの課題を抽出することもできます。
フェンリルでは、サービスデザインからのサービス戦略の立案や既存のサービスにおけるUX改善、ブランディングやデジタルマーケティングなどをも手がけています。小さなところから新しい価値づくりを試すことができるサービスデザインにおいて、同社では「やってみること」が重要なポイントであると考えており、長年アプリ制作を行ってきた実績から得られた知見を元にして愛されるサービスを作り広めていきます。
また、サービスを作る上で重要な事項は「UX」であると考えている点もフェンリルの特徴です。「ユーザー価値」と「ビジネス価値」が重なる領域において、フェンリル独自の手法「5x」を活用することにより持続的な成長が可能なサービスを実現する「最良のUX」を提供していきます。この5xとは、UXにおいて重要と考えられる5つのポイントを抽出し、そのポイントの関係性を体系化したもの。「プロダクトのクオリティを示すもの」「ユーザーのエンゲージメントを示すもの」という2種類に分けることができますが、この2つが重なってバランスを取ることによって、「最良のUX」が成立する、ということになります。
2023年9月時点で、口コミは確認できませんでした。
クライアントの課題
株式会社キュリカが提供する「CYURICA(キュリカ)」を導入している企業における従業員向けのアプリの制作を実施。このアプリを使用することによって、前払い給与の管理をスピーディーに完結できます。こちらのプロジェクトでは、「給料前払いサービス」という一般的にあまり馴染みのない仕組みを使いやすくする、といった課題がありました。
ソリューション
まずは簡易的なプロトタイプを作成してユーザーテストを実施することで、懸念点を洗い出して評価を実施。その結果を設計に活かしています。また、その後もクライアントを通じて実際にサービスを利用している利用者の声を継続的に聞くことができたため、情報設計を行う際の優先度付けも明快となっています。
プロジェクトの結果
こちらのアプリでは、メイン画面はサービスに合わせてオリジナリティを持たせているものの、そのほかの画面については、UIのガイドラインに則り使いやすさと学習しやすさのバランスを両立したデザインが実現されています。また、若年層のユーザーが使用することも考慮したことで、堅苦しくないビジュアルとわかりやすい操作感を意識した設計となっています。
クライアントの課題
全国で14店舗を展開する大丸や松坂屋の情報入手、ポイント管理、クーポンなどを利用できるアプリの開発事例です。クーポン機能の追加を行うにあたり、使い方が複雑にならないようにする、という点が大きな課題となっていました。また、複数の既存システムとの連携も問題なく利用できるようにするために、考慮しなければならない点も多くありました。
ソリューション
店頭でお客さま対応を行う店員が使用する際、ストレスがないように注意を払いながら機能設計を実施。クライアントの担当者とともに、画面遷移やそれぞれの画面のボタン配置、文言に至るまで検討・調整を行っています。また、クーポン機能の追加にあたっても、使い方が複雑にならないように整理することがUI設計のポイントとなりました。
プロジェクトの結果
クライアントの担当者と議論を重ねることにより、最終的なUIを実現しています。特に注目したいのが、ユーザー登録フロー設計を工夫している点。さらに、ポイントを貯めていく楽しみを提供するため、視認性を意識して改良が重ねられている点も注目したいポイントです。さらに、実装にもこだわることで、ポイントカードのバーコードも素早く表示ができるようになっています。
会社名 | フェンリル株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 タワーB 14F |
事業内容 | デザインと技術にこだわったプロダクトとサービスの制作 |
上場/非上場 | HPに記載なし |
代表者名 | 牧野 兼史 |
主要取引先 | アマゾンジャパン合同会社、株式会社クボタ、株式会社大丸松坂屋百貨店、 東海旅客鉄道株式会社 ほか |