課題の発見からUXの設計までトータルで支援
オムロンが提供している自律型業務改善サービス「pengu」の課題発見をはじめ、ユーザー体験の設定、顧客プロファイル、営業コンテンツといったサービスデザインのサポートを行った事例です。
★提供するサービスの課題を明確にしたい
★プロジェクトチームの意識や目標を一本化したい
★第三者目線でプロジェクト全体にアドバイスが欲しい
「pengu(ペング)」とは、オムロン株式会社が提供する自律型業務改善サービス。
OCR(手書きの紙帳票の文字を自動でデジタル化するツール)・ETL(ファイルの読み取り、書き取り、計算など集計作業を自動化するツール)・RPA(システムを横断して入出力を実行する自動化ツール)という3つの業務自動化ツールと、現場の従業員がそれを自律的に利用するための育成プログラムがセットになっています。
3つの業務自動化ツールはすべてプログラミング不要となっており、アイコンだけで操作や設定することができます。
「pengu」は中小規模の製造業をターゲットとした自律型業務改善サービスです。
しかし、実際に社内工場にてサービスを導入・検証したところ、現場の従業員に導入教育を施してしばらくすると、記憶が薄れて有効活用できない場面がしばしば見られたとのこと。そこで、UXに専門的な知見を持つパートナーとしてajike(アジケ)が選ばれました。
プロジェクトは1年間にわたり、ajikeではいくつかの段階に分けてサポートを実施。まず全体のサービス像を踏まえてユーザー情報や課題を整理、理想のサービスを定義することからスタートしました。
このプロジェクトでは、表層的なブランディング・デザインの改善といった直接的な答えを追求するのではなく、それ以前の部分を深く掘り下げたことが特徴です。
ajikeとオムロンは、共同でサービスブループリント(製品やサービスが顧客に提供されるプロセスを可視化させるフレームワークのひとつ)を作成、それに基づく詳細な顧客プロファイリングを行いました。
クライアントであるオムロン社によると、「このプロファイリングが今後のサービにおけるUXを考慮する基盤になった」とのことです。
これらの取り組みを通して、オムロンではユーザー理解の解像度が向上。プロジェクトメンバーの意識も徐々に変化し、「ユーザーから直接くわしい話を聞く」といった、積極的な行動が見られるようになったとのことです。
また、多くのメンバーが他の役割を兼務していますが、最初の段階でサービスブループリントと顧客プロファイリングで共通認識を持つことができたため、サービスとして向かう方向性にブレは見られませんでした。
ユーザーエクスペリエンスを重視したサービスデザインを得意とするajike(アジケ)。クライアントのニーズに合わせたUIUXを提供できるよう、UXデザイナー・サービスデザイナー・UIデザイナーなどがチームを組み、一気貫通でのサポートを提供しています。また、誰もが「使いやすい」「分かりやすい」と思えるUIデザインも強みです。
当サイトでは、オムロンの業務改善サービスのUIUX事例の他、依頼ニーズ別にブ事業開発コンサルのUIUX事例も掲載しております。
ご依頼したい目的に合わせて確認してみてはいかがでしょうか。